最後はきっと、うまくいく

最後はきっとうまくいく うまくいかないのは
きっとまだ続きがあるから。




今回は、転職におけるマインドセットを
語って行きます。




転職は分の悪いガチャと言われます、
1回で上手くいく事はまれ。




それならば、上手くいくまで
チャレンジすればいい。だけれども、
チャレンジは少ない方が消耗しませんよね。




中年以降の転職は、自分の居場所を
見つける旅。どれだけ自分らしく
いられるか。




そんな職場に、おいそれとたどり着ける
訳がない。そういう声もあります。
確かに現実はそうかもしれない。




しかし、そんなマインドセットでいる
限り、上手くいく事はないのではないか。




いい歳して、夢や理想を追い求める
のは悪くない。むしろ、現実を見てきた
からこそ、常識の抜け穴を見いだせる。




マインドセットの第一は、常識に
とらわれないというもの。それどころか
常識をぶっ飛ばせ。




転職は分の悪いガチャというけれど
俺は当たりを引くんだ。




理想の職場はないというけれど、
それに限りなく近い環境に行くんだ。



第一、理想の環境は与えられるもの
じゃなく見つけ出すもの。もっと言えば
創り出すもの。




僕個人のこのマインドセットの
ベースになったのは、警備業界
からの脱出でした。




僕が最後に勤めた警備会社で、
守衛室からうっすら見える虹に対して
脱・会社!脱・警備!の誓いを立てました。




警備時代の同僚に、警備業界脱出の願望を
話しても、良い反応は返ってきません。
むやみに話すものではありませんが。




しかしこの誓いが、警備業界のみならず
警備業界を含むビルメンテナンス業界からの
脱出を可能にしたのです。




こうして、僕は紆余曲折を経て
ビルメンテナンス業界からの脱出を
成功させましたが、まだ道半ば。




二つ目のマインドセットは、最後には
上手くいくんだ。上手くいかないのは
まだ続きがあるからなんだ、というもの。




転職にもストーリーがあって、上手く
いったと思った矢先、雲行きが怪しくなる
なんてことは、良くあります。




ああ、ここが終(つい)の居場所じゃ
ないんだ、とため息をついたりする。




もちろん最初に入ったときの状況から、
組織というものは変わっていきます。
世の中、変わり続けるもの。




安住の場所はないと割り切って、
別の生き方の実験を続けることが
リスクヘッジになる。




例えば、資格や投資の勉強だったり
人脈を拡げたり、転職情報を探ったり。
起業を考える人もいるでしょう。



どこに転職しても、別の生き方の
実験を続ける限り、危機管理ができて
いるということなのです。




上手くいかないのは、自分の居場所が
ないのは、最後じゃないからだ。
だからこそ、次の準備をしよう。




ただ、僕個人も50代が終わりに
近づいて、この職場が終の職場で
いいのか、なんて思ったりします。




年金を貰うまであと10年近く
働かなくちゃいけない。そこまで
生き延びる戦略が必要になる。




右か左か選択で悩んだら、生き延びれそう
な道を選べ、そんなアドバイスを見たことが
あります。元自衛官の方でした。



もう労働人生が終わりに近づけば、
生き延びることにフォーカスするのも
悪くない。




というのは、これまで競争を勝ち抜いて
来た人たちが、急速に落ちていくのも
この年代から。




主に健康面が原因ですが、家庭を顧みず
崩壊したり、上司と衝突し左遷されたり。




どんなに偉くなっても、年収が多くても
健康面を害し、どこか不自由なら幸福度は
高くありません。




ライバルが堕ちていけば、自動的に
ウイナーになれるのが、この年代
健康は特に大事です。



その前提で、生き残れそうな環境を
探していく。




もちろんその環境が警備なら
続けるのも一考です。人間関係に
恵まれているなら、悪くない。




僕は警備業界という選択肢を外して
しまったので、別業界で探すことに
なります。




その際に留意したいのが、警備のような
仕事であっても、警備業法の縛りを受けない
業種であること。いわゆる異業同職。




過去の求人で言えば、油槽所の夜間当直員や
セルフスタンドの夜間当直員。どちらも
危険物乙四資格が必要です。




上記資格は、僕が警備業界からの脱出を
目指していた当時、設備管理の仕事を志し、
職業訓練に通っていた時に取ったもの。




上記の仕事には就いていませんが、資格は
仕事の幅を拡げます。当時訓練校でテキスト
を一括購入し、補講までやっていました。



自らの経験と知識(資格)を活かして
生き延びれそうな道を選べ。これが
結論です。




その際に留意して欲しいことがあります。
それは、生き延びるために何に重き
を置くかです。




収入や休暇といった待遇面なのか、
自由が欲しいのか。




自由と言いましたが、何に対しての
自由なのか。



これは指揮命令権からの自由です。
完全に自由という職場はありません。




これまでの日本人は、終身雇用・年功賃金
とセットになった、世界一厳しい
指揮命令権下に置かれてきました。



人事権と言い換えてもいいでしょう。
例えば上司が異動と言えば、絶対に
従わなければいけない。




この指揮命令権が異様に肥大したのが
ブラック企業です。どんな理不尽な命令
でも、受け入れろ。




警備業界は、会社にもよりますが
指揮命令権は、一般の会社より緩い
事が多い。




これは、警備業は長く働く人が少ない
という現状も反映しているのでしょう。
基本大手以外、終身雇用・年功賃金はない。




また、納期やノルマを守れというのも
指揮命令権の発動ですね。警備業には
それがないので、精神的に楽でしょう。




その延長上で転職するなら、自由に
フォーカスして、生き延びる戦略で臨む
のも悪くない。あくまで転職は自己責任で。




自分の中で、幸福度の高い働き方は
何なのか、解像度を上げていく。
これまでの人生を振り返って。




それが、持続可能な働き方すなわち
生き延びれそうな環境なら言うことは
ないでしょう。




また付け加えるなら、より良い環境に
転職するなら、縁が絶対必要。
日頃からの縁を大切に。




縁が来てても気づかなかったり、
素通りされたりします。付き合う
人の裏に隠れているかもしれない。



但し、貴方をぞんざいに扱う人との
縁は、重視しなくてよい。誠実に
付き合える人を大事にしましょう。




うまくいくまで終わりじゃない。
うまくいったと思っても、途中で
おかしな事になるのもそう。




それでも、最後にはきっとうまくいく。
この信念が、より良い縁を引き寄せるに
違いありません。



























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