今回は「置かれた場所で咲きなさい」に
対するアンチテーゼ、咲ける場所に移動
しなさい、という話です。
具体的には、評価する側にもスキルが
要る。評価してくれるスキルのある上司
の下で活躍しよう、というもの。
実際上司が運ガチャであることが多い
ものですが・・・
この話は、ある経営者の意見が元に
なっています。以下紹介します。
いつも機嫌がよく、誰かが失敗した
時はフォローに入り、抜群に成果を出して
いるわけではないけど、いつも中心にいる。
こういう人が組織のキーパーソンである。
個人の利益ではなく、チームの利益を
最大化する凄い人。絶対にいなければ
ならない縁の下の力持ちです。
これに対して、別の人からの返信。
評価って、難しいですよね。
私はよくスポーツに例えます。
野球のホームラン何本、盗塁何回
みたいな数値では測れない事が
実際は多く
サッカーで言う相手エースへの
パスコースを消した、起点になる
パスを出したみたいに
良く見ていないと理解が難しく、
評価する側のスキルが試されることが
多いと思います。
僕個人の意見で言えば、サッカーの
長谷部選手あたりが
そうじゃないでしょうか。
年功序列制度が崩壊中の中、部下も
上司を評価すべき、という声が挙がり
始めています。
評価するスキルを問われる、という訳
です。
それができないなら、評価はAIに
やらせたり、人事自体を外注にすれば
いい。そんな意見もあります。
転職する大きなモチベーションとして
上司との関係が挙げられます。
大きな組織なら、直属の上司のさらに
上の上司との関係考慮しないといけない。
かつて僕が勤めた警備会社で、上司と
仕事上の方針で対立し、干された事が
あります。
僕はクライアント側からも評価されて
いましたが、入札に負け撤退すれば
はいそれまでよ。
敗戦処理の過程で、僕は干されてしまい
ました。次に行く現場の受け皿が
なかったのです。
そりゃ気に入った隊員から、警備する
現場をあてがうでしょう。僕はその
時点で、会社を見切り転職を考え。
退職願の提出を知った社長が驚き
慰留されましたが、次の仕事が決まって
いたので、丁重にお断りしました。
僕を干した上司は、金銭面で問題を
起こし、1年後行方不明になったそう
です。
評価する上司を部下が評価する。
日本社会ではタブーのように思えます。
しかし、近年はパワハラなど問題を
起こした上司が、降格になる人事も
出てきている。
現状我々のような、末端の労働者が
できることは、評価してくれる相性の
上司の下で働く事。もはや運ゲーです。
幸いにして、警備業は人材の流動性が
高く、人間関係で転職をすることに
抵抗が少ない。
高等テクニックとして、会社ではなく
現場に付く警備員として、生き残る術も
あります。
入札で警備会社が変わっても、制服だけ
変わって居続ける。
但し、クライアント側から評価され
ていることが必須です。検定資格を
持っていればさらに良い。
警備会社との上司関係をスキップした、
裏技的テクニックです。
または、相性のいい上司が別の
警備会社に転職する際に、一緒に
引っ張っていってもらう。
これは引き抜きに近いもので、
経営者は良くは思わないでしょう。
多くて1人か2人くらいか。
相性のいい上司は、優良資産といえる
でしょう。簡単に手放すものではない
ですよね。
上司を評価するポイントは
どういったものでしょうか。
ぶっちゃけ生き様を見る。
上記で紹介した、僕を干した上司は
経歴も立派で、地元警備業協会の
講師もしていました。
しかし僕が辞める直前から、素行の
悪さをちらほら聞いていました。
金銭面が原因だったかもしれません。
一見、社会人として立派そうな人でも
深堀りしていくと、そうでもなかったり
します。
評価してくれない上司から、冷遇
されても気にすることはありません。
自分が現場のお荷物隊員でなければ。
転職は自分の良さを見出してくれる、
スキルを持った上司(環境)を探す
旅と、言い換えてもいいでしょう。
警備からの転職に限ったことでは
ありませんが、人間関係は運の要素を
排除できません。
採用ガチャ、所属ガチャをクリア
しても、上司ガチャでハズレを引けば
転職は失敗です。
いくら事前調査をして、周到に準備を
行い、戦略的に動いても
入ってみなければ、わからない内部事情
というものがあります。組織ならではの
しきたりや、社内政治などがそうです。
総じて人間関係がブラックボックスに
なってしまっている。
だからといって、転職をギャンブルに
してしまうのはちょっと待って欲しい。
行きたい職場の雰囲気を、完全で
なくても垣間見る方法はないの
でしょうか。
僕が励行しているのは、履歴書等の
応募書類を郵送ではなく、直接持参
する。
訪問先のファーストコンタクトがどう
だったか。今後の関係性をや縁を予測
します。
第一印象が悪くなければ、縁があり
長続きするかもしれません。
逆に、誰だおまえは?みたいな
歓迎されていない印象を受ければ
縁はないかもしれない。
人間関係は「縁」に集約できます。
縁がなければ、転職も不可能なの
です。
ここで僕の反省点ですが、転職も縁なら
なんでもっと縁を大事にしなかったのか。
縁を大事にするとは、約束を守る
誠実に付き合う、他人を蔑ろにしない。
自分が人にしたように人からもされる。
転職という、縁の切り替わりの時に
自分が縁をどう扱ってきたかが
わかります。
もちろん、貴方を適当に扱う人にまで
誠実に対応する必要はありません。
規則や常識に則り、粛々と対応。
それでも、これまでの失敗
それも人間関係の失敗を反省し
改善するなら、変わって来ます。
他人は自分の鏡と言われます。
貴方の周り5人の平均年収が
貴方の年収と言われます。
誰しも環境を変えたいと思って
転職するわけですが、人間関係で
同じ失敗はしたくない。
そこで一つ、僕の経験則から
辞める時の精神状態が、次の
環境を暗示している。
パワハラ上司を蹴っ飛ばして
辞めたはいいが、次も同じような
人間関係であった。
上記は僕がやった失敗です。
自らの精神状態がフラットに近い
状態で転職したい。
自らメンタルを整えらえるスキルが
あるならともかく、そうでないなら
一旦労働を離れ、リセットする。
僕が何度も紹介する職業訓練が、
現状リセットのベスト手段です。
辞める前に、一回ハローワークを
尋ねる事を強く勧めます。
失業給付の状況や、職業訓練の
受講条件などリサーチが可能です。
もちろん具体的な相談は離職後に
なりますが、事前リサーチがあれば
再始動に向けスタートが楽になります。
評価する側にもスキルがいる

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