面接で、最後の質問はありますか?と
聞かれた時どう答えるか。
皆さん入社してどれくらいですか?
なぜ続けてこれたのですか?
その理由に共感できたら入社すれば
いい、というもの。
今回は、転職面接において
続けてきたことの価値をどう扱うか、
有効打となる逆質問について語ります。
あなたは警備の仕事を10年ほど
続けていますけど、ここまで
続いた理由は何ですか?
こう面接で、聞かれからどう答えるか。
皆さんは、どうでしょうか。
警備でなくても、前職をここまで
続けてきた理由を聞かれるかも
しれません。
僕なら、こう答えます。
「運がよかったから」
続けて「上司に恵まれたから」
パワハラ上司との縁がなかった
という、幸運があった。
そんな回答をしていると
いじわるな面接官ならこう言われる
かも知れません。
入社後、変な人が上司になったら
どうしますか?
僕ならこう言い切ります。
「僕は運がいいので、そういう事は
あり得ない、そう考えます」
これで不採用なら、縁がなかった
だけのです。
ここでのポイントは、堂々と自信を
持って言う事。自分の運に自信がある
と言わんばかりに。
そのベースとなるものは、続いてきた
という実績なのです。
皆さんは、警備を長く続けているから
転職は不利になる、と思っていませんか。
末端の一隊員として、時間から時間まで
現場にいればいいや、なんて日々を
送っていればそうでしょう。
しかし、ここに来ている皆さんは
そうじゃない。
交通誘導は、身の危険と隣り合わせで
足腰が強くないと続かない。
事故に遭わない、巻き込まれない
運が要るのです。
施設警備も、人間関係の葛藤を抱え
長時間拘束の勤務を続けないと
いけない。
いずれも、運がないと続かないのです。
職業運ですね。
転職は、これまでの職業運を基に
もうひとつの職業運を作っていく
ようなもの。
それ故、職業運がつながる仕事でないと
厳しい。僕が過去記事で同種異業の
転職を勧める理由はここにあります。
それに加え、警備の仕事に理解がある
転職先でないと難しい。中年以降は
特にそうです。
皆さんは、面接で警備の仕事がここまで
続いてきた理由は何ですか?と
聞かれたらどう答えますか?
検定資格を取り、部下を指導する責任と
手応えが面白かった。
五感を使い事故やトラブルを未然に防ぐ、
セキュリティの面白さに魅了された。
テンプレ的ですが、そんな回答が
浮かんできます。
そこまでいかなくても、代わりの人が
おらず、現場を維持する責任感で
ここまで来てしまった。
ぶっちゃけた話ですが、こんな回答も
ありかもしれません。
いずれも、適当にやってきた人には
できない回答です。
面接側に、続いてきた理由が共感する
なら、採用されるでしょう。
なので、不採用になっても落ち込む事も
ないのです。ただ縁がなかっただけ。
続けてこれた理由を自信を持って、
これだと言い切ることができれば、
縁があれば採用されるでしょう。
上記のマインドを醸成するには、
平素の業務を真面目にこなすことが
前提です。
そして、成功体験を積み重ねること。
未然に防いだ事実を評価されたなら、
職務経歴書に落とし込めばいい。
一方で、部下に煮え湯を飲まされる
ような経験も、肥やしになります。
結論として、警備を長く続けてきた
事は、必ずしもマイナスじゃない。
積み上げてきたものを、自信を持って
言えるなら、です。
転職は、求人を捜し応募する時から
ではなく、志した時から始まって
いるのです。
選考までの日々をどう過ごすか。
これまでの経験を棚卸しして、
どうアピールするか。
中でも、これまで続けてこれた理由に
ついて深掘りすると、武器になります。
理不尽なことでも、乗り越えてきたのは
財産なのです。僕は要領が良くなかった
ので、冷や飯食いでしたが。
それでも、転職は可能。
自分の強みで勝負しましょう。
加えて、好印象を与える面接での
逆質問とは何でしょうか?
「入社まで、何を勉強すれば
いいでしょうか」
「どんな人が、活躍していますか」
ところで面接で待遇など労働条件を
聞くのはマイナスと言われます。
確かの定着率や、有給の消化率まで
踏み込んで聞くのは良くないでしょう。
但し、相手が採用する気のない
出来レース面接もあったりする。
そんな面接は、最初から採用する気は
ありません。
僕も上記のような出来レース面接を
体験したことがありますが、最初から
採用する気がない。
労働契約書以外の業務を指示されたら
どうしますか?そんな噴飯ものの
質問をされたことがあります。
既に法に触れているので、労基に
訴えますと言って、席を立ちます。
今ならそうするでしょう。
貴方たちが、採用する気が見られない
ので、終わりにしましょう。お互いに
とって時間の無駄です、と言って。
第一、誠実に対応する気がない相手に
こちらも誠実に対応する義務はない。
そんな面接もありましたが、面接時
何が大事かと言えば、求人票の内容が
労働契約書に反映されるかということ。
これも僕に過去に味わった苦い経験から
なのですが、
某地場中小警備会社を受けた時のこと。
求人票には、社会保険ありと明記されて
いましたが、入社してみると誰も入って
いない。
個人で国保に入り、国民年金を納め
確定申告を行っている。
もう一つは、求人票には交通費別途
支給とあるのに、給与明細を見ると
支給なし。
これらを上司に問いただしたところ、
社会保険は入社後半年経った希望者
のみ。交通費は給与込み。
このことを面接で聞きださなければ
いかなかった。特に交通費の扱いは
ハローワークに申し出れば、会社都合
退職に出来た可能性があります。嘘を
明記していたのですから。
交通費は別途支給されますよね?
社会保険は、入社時から適用
されますよね?
それらを詳らかにするべきだったのです。
やりとりはレコーダーで録音すればベスト。
この背景には、前社を辞めたい辞めたいと
辞めることが目的になってしまっていた。
パワハラ上司を蹴っ飛ばして辞めたかった。
それ故、戦略的に動くことができなかった
のです。ブラック企業はその辺の足元を
見てきます。
こいつ、余裕がないな。面接でも細かい
ところまで突っ込んでこないなと
思われたら、相手の思うつぼです。
転職活動は、戦略的にと提唱する
ものですが、余裕があることも
戦略の一部です。
もし余裕がなくても、余裕があるように
振る舞う演技力があればよろしい。
お前の会社、嫌だったら入社して
やらないからな、くらいのスタンスで
臨むのがベスト。
なので、そう言えるような下準備は
重要です。装備を固め渡り合う気概が、
貴方をアコギな奴らから守ります。
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