今回は自分が警備員になる前、新卒で
入った会社で、自己愛性人格障害
(以下自己愛と略す)の上司と
渡り合った全記録です。
途中、ボクシング実況風に
解説を交えます。
まず、自己愛性人格障害とはどう
いったものでしょうか。自己愛性
パーソナリティ障害とも言われます。
詳細は上記リンクを参照願いますが、
他人を辱めることでしか、自らの
アイデンティティを維持できない。
その為、絶えず他人の悪口を言わないと
気が済まず、生贄たるターゲットを
必要とします。
さて自分は、新卒で入った会社で
自己愛性上司(男性当時40代)の
ターゲットにされました。
会社は、東京にある大手電機メーカーの
子会社。親会社の工場に駐在という形で、
プロパー(親会社の社員)と仕事。
自己愛上司は、当時40代初めで
プロパーであり、主務でしたが
課長級の椅子が見えていました。
物語は、自分がその課に移動して
自己愛上司の部下になった時から
始まります。
最初からマイクロマネジメントで
詰めてくる。同僚が同じことを
していてもお目こぼし。
いわゆる、目を付けられた状態
でした。ターゲットにされたのです。
自己愛は、ターゲットを辱め支配する
ことで、自らのアイデンティティを
満たします。
目標管理シートでも、最低のC評価。
他の同僚はどうした。すでにゴングは
鳴っていた。
マイクロマネジメントは先制パンチか。
挨拶代わりのジャブから始まる。
同僚たちからは、自分に対する
当たり方が、他の同僚と違うと
いう声が聞こえてきます。
こうして委縮した自分は、上司の
支配に入ります。こうなると
自己愛は一定満足します。
しかし、あることで自己愛の支配を
損なう行為で、バトルの火種になるの
です。
それは有給取得。盆休みや年末年始など
地元に帰省するので、有給を1日
くっつけて休んでいました。
それが気にいらない上司は、いちゃもん
をつけてくる。
皆、他の理由で(海外旅行など)休みたい
のに、お前だけ休むのはおかしい。
どうしても有給を取りたければ、帰省
以外に、有給届けにもう一つ理由を
書けというもの。
これ今なら完全にアウトで、有給取得に
理由は要りません。
業務に支障ありますか?私が出勤
しないと業務は回りませんか?と
確認すればいいだけです。
そして翌年の年始明け、自分が一旦
職場に出勤し、体調不良で帰り
有休を取得しました。
有給を長期休暇にくっつけて
取ったのは同じです。このことに
業を煮やした自己愛上司。
忘れもしない、節分の日の朝9時頃
自分は上司に呼ばれ、オフィスの隅に
あるソファへ。
「君は今の仕事に向いていない。
他の仕事をした方がいいんじゃないか」
これ、退職勧奨です。
「お前がこのように言われるのは、
自分勝手だからだ」さらに性格攻撃です。
(実況)おおっと、上司パンチ炸裂!
挑戦者イージス倒れ込んでいます!
(解説)レフェリーが試合を止めてますね、
反則行為があったようです。肘で殴打です。
ドクターがリングに向かっています。
レフェリーが上司に警告を与えています。
試合は続行するが、次回で失格もあると
注意しています。
その後、自己愛上司の波状攻撃。
自分が属する子会社の部長にも
通報したのです。
自分は部長にも呼ばれ、同じことを
言われました。
この退職勧奨ですが、切り返し方は
「自分に辞めろということですね」
もちろん録音機持参で。
自分に辞めて欲しいのなら、
会社都合退職にして下さい。
これが最適解。
当時は、このような知識もなく
組合も形だけで用を為しません。
会社や上司のなすがまま。
今なら一人でも入れる社外ユニオンも
あります。活用を検討する価値あり。
自己愛は、支配に失敗すると
ターゲットを破壊にかかります。
それも、法律やルールを破ってまで。
ターゲットに投影された、自分の弱さに
堪えられないのです。これが広い意味での
精神病者と言われる所以でしょう。
退職勧奨という、肘撃ちをくらっても
リングを降りない自分にいら立った
自己愛上司。
部長まで使っても功を奏さない。
年度が変わり、自己愛上司は我が
子会社の兼務課長に就任。
彼はネガキャンを周到に行い、
自分は職場で孤立しました。
四面楚歌です。
孤立を見計らって、さらに追加攻撃。
君の仕事のハードルは、どんどん
下がっているじゃないか。
お前のミスで、会社がどれだけ損害を
受けるか計り知れない。散々干して
おいてその言い分か。
自己愛上司の求める結果(勝利)とは、
自分から辞めたいと言ってくること。
屈辱に塗れた形で、職場から葬る。
しかし自分はグロッキーになりながら
倒れませんでした。退職勧奨はウンと
言わなければ、辞める必要は無い。
それでも自己愛上司の波状攻撃で、
転職先を探し始めた時、ある辞令が
くだったのです。
その年の10月から、長期出張を
命ずる。場所は九州の田舎にある
グループ会社の工場。
これは、自己愛上司の意向とは
関係なく、親会社の要請に子会社が
応える形で行われたもの。
自分を含め、10人の同僚が行く
ことに。まったく畑違いの仕事です。
期間は半年間。
自己愛上司に支配された職場を離れる。
これは一つの転機でした。
工場に隣接する古びた2人部屋の寮に
押し込められ、まるで刑務所のような
半年間でしたが
半年が過ぎ、東京に戻ると自分は
部署異動になっていました。
自己愛上司の支配から脱したのです。
その約1年後、冬のボーナスを
もらった自分は退職し、地元に
Uターンしました。
(実況)レフェリーが試合を
止めました!ノーコンテスト
(無効試合)の裁定です。
(解説)度重なる反則行為で、誠実な
試合進行をする意思がないと判断した
ようですね。
(実況)解説さん、なぜ自己愛上司は
圧倒的な優勢にもかかわらず、自ら
試合を壊したんでしょうね?試合が
成立すれば100%勝っていたのに。
(解説)普通にジャブを続けていれば
ラウンド後半で、TKOか判定で必ず
勝っていたでしょう。
なのに、自己愛上司は退職勧奨という
反則を繰り出し、自分勝手という性格
攻撃のラッシュを始めたのか。
自己愛上司自身が、自分の優位性を
信じ切れていなかったからです。
本物の強さを持っていない者は、勝ちが
近づくと、焦ってルールを破る。
自己愛上司はイージスがダウンしない
という事実を、自分の支配力の否定と
感じたんです。
「こんなに根回したのに、なぜ倒れない」
「こんなに追い詰めたのに、なぜ辞めない」
その苛立ちが、俺の価値を確定させる
ために、ルールを曲げてもいいと言う
衝動に変わった。
つまり反則攻撃は「勝ちたい」ではなく
「勝てないかもしれないという恐怖」
から出た行為だったのです、と結んだ。
自己愛に反撃するなら、恐怖から
ルールを破った瞬間を見逃さない。
一転突破、全面展開。
決着をつけるなら、専門家を間に
立てて、法的処置を取る。もちろん
記録を残して。
不誠実な勝利は、必ず無効になる。
本物の強さを持たない者は、勝ちが
近づくと、自滅する。
結論として、相手が圧倒的優位なのに
勝ちきれないのは、負けに等しい。
サッカーで言う、アウェイでの
引き分けは勝ちに等しいと同じ
ですね。
この戦いで得た報酬は、自己愛上司が
自らの手で、自分を葬れなかったと
いう事実だったのです。
自己愛上司と渡り合った全記録

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