毒を以て毒を制す?



今回は恫喝について語ります。
恫喝は、交渉において悪手です。




相手を委縮させ、こちらの要求を通す。
恫喝に限らず、言葉でのやり取りは無駄
と感じた相手は、言葉が減ってきます。




これを屈服させたと勘違いすると
大間違い。相手は行動を起こす準備
をしているのです。




恫喝は悪手であるけれど、自分にその
矛先が向けられたらどうするか。その
対処法についても紹介します。




自分が警備業界で2番目に勤めた
B社で起こったこと。




B社は全国規模のビル管理会社であり、
主に外資系保険会社ビルを警備。




地元には警備するビルは1つしかありません。
B社も事務所(所長)があるだけ。




人事権のある支店長は、全国各ブロックに
ある支店にいます。地元B社事務所は、
支店と車で2時間ほど離れている。




それ故、所長と結託した隊長のやりたい放題。
人事権を掌握したのと同じです。この2人は
以前の会社で同僚だったようです。




自分が気に入らなければ、始末書を書かせ、
排除(解雇)すると公言していました。


 

隊長は、始末書は支店までは行っている。
累積するとクビになると部下に通達。




しかし、始末書の内容を見れば隊長の指導
範囲ばかり。もし本当に支店に行っていれば
隊長も指導責任を問われクビになるでしょう。




普通始末書は、上司も書きますよね。




隊長はミスをした部下に、始末書を書かされた
くなければ、弁当をおごれと要求したりして
いました。ぶっちゃけこれ、恐喝です。




そんな職権乱用&パワハラ三昧の隊長に
対して、ある平隊員が釘を刺しました。
逆恫喝戦法です。




「今の調子だと、そのうち弓を引く人間が
出てきますよ」




この逆恫喝のポイントは以下2点です。
①隊長の狼藉ぶりを暗に批判
②自分ではない誰かが反撃する可能性




平隊員という、責任の少ない立場からの
発言というのもミソです。隊長に直結した
班長などの責任者では言えません。




要するに、お前がムチでしばくなら
そのうち飛び道具で反撃されるぞ。
隊長は内心、震え上がったでしょう。




しかし、力で抑え続ける為にはムチを
振るい続けるしかない。




そんな中、班長であった自分が隊長の
パワハラに耐えかねて退職します。




それから約2年後、隊長は本当に飛び
道具で反撃されるのです。




自分が退職する前年、リーマンショック
の煽りを受けたB社は、2人の隊員を
因縁をつけ解雇。所長&隊長が暗躍か。




これが禍根となり、B社現場の黒歴史
(特に隊長はやり玉に挙げられ)を
インターネット掲示板に暴露されました。




クライアント側である保険会社の総務が
気づいて、事実確認を行ない、臨時入札
が行われました。




実質契約解除に等しいものです。現場
隊員が全員解雇となりました。




インターネット掲示板を見てみると、
B社隊員に内通者を疑うような内容も
ありました。




もうこの現場はダメだから、潰してしまえ
といった、やけくその境地だったかも
しれません。




ここまで書いてきて、なんて浅ましい
恫喝の応酬だと思います。こんな現場は
先が知れている。辞めて正解でしたね。




自分が退職直前、もはや言葉での折衝の
余地はありません。隊長は僕ら責任者に
負荷が増えると力で抑え込むばかり。




僕が退職したのは、このタイミング
でした。隊長にとっては青天の霹靂
だったでしょう。




相手を力で抑え、黙らせた先には
行動(退職)しかないのです。そして
飛び道具で反撃される。




一方、弓を引く人間が出てくると隊長に
逆恫喝した、平隊員は最後まで勤めたのです。




B社現場をしゃぶり尽した彼らしい
行動ですが、彼もまた警備隊内で嫌われて
いた。




B社現場転覆後、元居たホテル業界に
戻ったようですが、続かずに運送業で
働いているとの話。




逆恫喝は諸刃の剣で、パワハラから
一時的に身を守る事もあるけれど、
周囲に角を立てるデメリットもあり。




こんな浅ましい恫喝の応酬で仕事運を
損ねるくらいなら、自分でけじめをつけ
辞める方がいいに決まっています。




恫喝は劇薬です。自分の身を守る楯に
もなり得るけれど、さじ加減を誤ると
周囲から総スカンを食らいます。




B社に最後まで残った隊員の後日談を
聞けば、ロクなものがありません。




病気になり、全うに働けなくなった。
下方転職せざるをえなくなった。
B社の待遇が良すぎたのか。




恫喝の応酬もそうですが、仕事運が
下がる環境で粘っても、ロクな結果に
ならないのです。




もちろん、生きていくためには仕事を
しなければならず、今いる会社にしがみ
つかなければならない状況もあるでしょう。




しかしながら、長期的に見て
自分の仕事運を損ねると見切った
ならば、損切りを考える必要あり。




損切りとは、投資用語でこれ以上
損失拡大しないよう、損が出ると
分かった上で、決済すること。




かつても自分も、B社を辞めたのは
損切りに等しかった。班長と言う
立場で、業務遂行ができなくなった。




一方平隊員の同僚たちは、自分が
辞めたのは早すぎたねと話して
いたそうです。




その同僚たち、特に最後まで
B社にしがみついていた同僚たちは
上記の通りとなりました。




入札に負け、B社は次の受け皿が
用意できず、会社都合退職という
形をとったそうです。




そうなると、国保やその他社会保険
税制面で優遇されます。失業給付も
給付制限期間なし。




自分がB社を辞めた時は、自己都合
退職だったので、税金関係を汲々と
して払った覚えがあります。




生き残ったのは自分の言い分を
認めろ、だけど責任は取りたくないと
いった、文句だけ百人前の平隊員たち。




責任を負って業務を遂行する隊員が
続けられなくなり、そうでない
隊員が生き残るとはどういう事か。




この理不尽さに、当時はモヤモヤして
いたものです、しかし上記の結末を見て
伏線が回収された。損切りは正解だった。




B社を辞めた自分は、地場中小警備
会社C社に転職します、そこも地獄の
一丁目でした。




人間関係がB社の延長同様になって
しまい、改善が見込めない。もちろん
待遇も下がりました。




三ヶ月ちょっとで辞め、業界脱出を
期して職業訓練を志します。




この転職失敗が、ターニングポイント。
仕事運の低下が底を打った時でした。




さらにその後行く職業訓練が、一旦
リセットの効果もあったのです。




悪い流れをリセットするのは、
簡単ではありません。しかし
職業訓練はいいリセットの機会です。




恫喝の応酬他、職場の人間関係が
荒れまくり自分の気持ちも荒んでしまった。
そのリセットに職業訓練を使う。




今の職場を続ければ、仕事運が上がる
のか下がるのか?この視点で長期的な
戦略を立てるのも一考です。

















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