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過去記事で、非正規雇用という
生き方について紹介しました。
今回は、非正規雇用は正規雇用に
勝るケースもある、それなりの
メリットがある、という話です。
皆さんは転職する時、次の2つの
どちらに転職しますか?時給レベル
では、ほぼ同じとします。
①無名企業に正規雇用で就職する
②有名企業に非正規雇用で就職する
①は結論から言えば、ブラック企業の
確率大です。なぜなら世の中に監視
されていないから、という意見があり。
これが有名企業なら、不祥事を起こすと
マスコミなどから叩かれるので、コンプ
ライアンスに厳しくなります。
無名企業なら、報道もされないでしょう。
故にやりたい放題。
転職するなら、②がベターと言う事に
なります。非正規であっても、大手の
有名企業がいい。
警備員からの転職で、何が何でも
正社員というこだわりがなければ、
非正規であっても、有名企業がいい。
福利厚生がしっかりしている、という
のもあります。地場警備会社の待遇と
比べれば明らかです。
第一、地場警備会社で正社員という
ステータスはあまり意味がない。
給与は日給月給制、交通誘導警備なら
繁忙期は恐ろしく忙しく、年度末を
過ぎれば暇になる事が一般的。
施設警備は比較的安定していますが、
入札に負ける事=仕事がないのを
意味するケースも少なくありません。
いわゆる現場の切れ目が縁の切れ目に
なる事が多い。非正規雇用とどこが
違うのでしょうか。
有為な隊員なら、別の警備会社に移籍
のアプローチをかけることができます。
しかし、移籍先でも安泰とは限らない。
この「明日をも知れぬ運命」が警備員を
続ける上で付きまといます。入札が近い
とソワソワしますね。
それならば、非正規であっても大手の
有名企業に転職するのも悪くないわけ
です。中年になってもチャンスあり。
但し、組織が大きい分いろんな人が
います。パワハラ上司も一定の確率で
いる可能性があります。
前にも書きましたが、転職において
運の要素を排除する事は不可能。
どんなに研究し、周到に準備しても
上司ガチャのリスクはあります。
しかし大手有名企業ならば、部署異動
で回避する事もできなくはない。組織
の大きさ故のメリットですね。
さらに労働組合や相談窓口もあると
思います。どのくらい使えるか分かり
ませんが、あるに越したことはない。
最近は非正規であっても、処遇改善が
叫ばれており、少しづつではあるけれど
前に進んでいるようです。
一方で、地元自治体の非正規雇用は
どうでしょうか。
地方では、地元自治体は規模的に言って
大手有名企業に匹敵します。
警備経験者がアプローチしやすい職種
は、ダムや道路の監視員や庁舎の宿直。
いわゆる現業職と呼ばれるものです。
時給単価で見ると、自分の地元では
警備より幾分高い。
但し労働時間の縛りがあるので、
大幅な収入増は厳しいようです。
ただ、警備より拘束時間が大幅に
減る可能性大なので、趣味や副業
など他にやりたい事があれば適。
公務員の副業はいいのか?という
意見もありますが、パートタイム雇用
なら、副業は禁じられていません。
がっつり稼げなくても、自由な時間が
欲しいという人なら、悪くありません。
雇用面では、基本的に1年契約ですが
一定の更新があるのが普通です。大体
3年や5年で公募があります。
公募は、今いる人を含め採用選考を
行います。要するに一般の応募者と
競争することになる。
民間企業であれば、改正労働者契約法
で、5年勤続で無期転換の権利が発生
しますが、今のところ公務職場にはなし。
勤務態度に留意して、上司との関係
を良好にしておくのが、公募クリアの
有効打でしょう。
このように、大手有名民間企業でも
公務職場でも、非正規雇用は
一長一短あります。
しかしながら、警備では味わえない
醍醐味とは何かと言えば、大きな
組織ならではのリソースが使える。
福利厚生もそうですが、いろんな部署
があり、多くの人が働いているわけで
視野を広く取れ、人脈も作れます。
これが新たな個人のリソースとなる。
努力次第ですが、これを使って新たな
人生を切り開く可能性もあるのです。
結局、非正規雇用が正規雇用に
勝るのは「自由」です。
一つの職場にしがみつくが故に、
失う自由ですね。
しかし、何もしないで自由は得られ
ません。条件があります。
それは非正規雇用を生き抜く設計。
自分はどんなスキルや経験を持ち、
何を職場にもらたせるか。
次に行きたい職場で必要とされる
スキルや経験を見越して、職場を
選ぶのも戦略的設計です。
また、突然雇用修了のリスクも
あるので、それに備える。築いた
人脈を活用する方法もあり。
非正規雇用は自由を得るために、
雇用の危機に備えることが必須です。
どこに行っても通用するスキルは最強。
こうなると、もはやフリーランスに
近いですね。
そこまで行かなくても、業界事情に
通じ次の飯のタネを確保するくらいは
やっておきたいもの。
ちなみにこれ、警備業界でも使えます。
業界通の知人を通して、この施設は
どこそこの警備会社が落札した。
人を集めるのに、難儀しているらしい。
そんな情報をゲットできれば、求人が
出る前にアプローチ可能です。
機先を制する高等テクニックですが、
それなりの経験や検定(最低2級)は
いるでしょう。
もしくは入札に負けても、次に落札した
会社に制服だけ変わって、同じ施設に
居続けるという技もあったりします。
このケースも、クライアント側から
評価されていることが条件です。
警備業界内転職であっても、知恵と
経験を使って、したたかに生き延びる
技を使っている人もいる。
もっと強者になると、一旦退職して
少し間を空け、別の警備会社に就職。
そして再就職手当をゲット。
まるで再就職手当を、退職金の代わりに
宛てているようです。中小警備会社は
まず退職金はありませんからね。
自分は警備業界を離れましたが、
基本となる戦略は変わっていません。
経験✕人脈で生き延びる。
明日をも知れぬ運命だからこそ、
リスクヘッジを怠らない。それが
自由と引き換えの対価なのです。
非正規雇用は、市場に晒されて強くなる。
市場や業界を知り抜いて、何をすれば
生き延びることができるのか。
非正規雇用の強さとは、 安定じゃなくて
選び直しなのです。 未来が不確実なほど、
撤退と分散の自由が価値になる。
選択肢を増やしておくこと。これが
非正規雇用におけるリスクヘッジ
であり、生き残り戦略でもある。
正規雇用のように、組織に守られる
メリットを捨ててまで、自由が欲しい
なら、生き残り戦略を持ちましょう。![]()
非正規雇用が正規雇用に勝る?

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