本当にやりたい仕事


本ブログを訪問する人は警備員が嫌、
転職したいと思っている人が多いと
思います。では、どんな仕事がやりたいのか?



今回は、ビジネス系動画でインフルエンサー
が語っていたことを基に、転職戦略について
語ります。



結論は、本当にやりたい仕事は一生見つから
ない、というもの。但し、起業するなら話は
別です。



第一貴方が警備員をするようになったのも、
熟考に熟考を重ねて決断した。というわけ
ではなかったのでしょう。



このように、就職という人生に関わるような
ことでも、きっかけは軽い気持ちでといった
ケースも少なくない。



仕事に困り、これならできそうだといった
気持ちで、応募したのではないのですか。



過去のちょっとかじったことのある経験で
つながりがあるから就職しよう。
または、知人の紹介というパターンも多い。



インフルエンサーは、天職はないと明言
しています。



ただ僕が警備員をしている時に、天職では
ないか、と一時期思ったことがあります。
それは、自分の頑張りで結果を出した事。



どんな仕事も結果が出ないと面白くあり
ませんよね。



最初に就職した警備会社で、交通誘導
警備を半年ほどやった後に、かねてから
の希望であった施設警備へ。



地元市役所の警備でしたが、前業者から
の引継ぎからしてボロボロの見切り発車。
隊員も施設警備の経験がない寄せ集め部隊。



今では却下されるような酷いシフトで、
ミスを連発し、苦情と叱責の嵐。



そんな環境に投げ込まれたのですが、
ゼロから形にする醍醐味はありました。



シフトを改善し、業務も軌道に乗り、会社
からも、クライアント側からも評価される
ようになりました。



このように結果が出たので、警備は
天職ではないか、とさえ思うように。



しかし、将来を考えればそう上手く
いきません。地場中小警備員の待遇では、
生活レベルがおぼつかない。



入札で負ければ、職場を失います。
この不安定さ、社会的ステータスの
低さ、天職は疑問に。



結局入札に負け、市役所撤退となり
ましたが、次の現場の受け皿がなく
別の警備へと転職しました。



このように環境次第で、天職なんていう
ものは吹き飛んでしまう。



警備でなくても、人事異動やトップの
方針転換などで、環境はどのようにも
変わっていきます。



そんな中でも、結果が出る仕事は手応え
があります。



仕事をゲームと考え、攻略し切ったと
思えば、別のゲームに挑戦すればいい。



本記事で、天職はないという結論でしたが
何を基準に職を選べばいいのか。
それは「縁」です。



就職に限らず、コミュニティに属するのは
縁があったから。



不本意な就職でも、縁があれば結果を出す
環境に恵まれます。



しかたなく警備に就いても、素晴らしい
上司や先輩に恵まれれば続くもの。



逆にどんなにやりたい仕事に就いても、
結果を出せる環境に恵まれないならば
続かないでしょう。



仲間に恵まれるのも縁なのです。
仲間が楽しいは、仕事が楽しいに
勝ります。



縁が大事ならば、お世話になった人への
感謝は忘れてはいけません。



こいつは、恩を仇で返す奴だと思われたり
または、そう思われるような言動を行えば
将来おぼつかない。



第一、自分が知らないところで誰かが動いて
くれて助かったというケースは誰しもある
はずなのです。



それに対する謙虚さがないと、いい縁を
引き寄せるのは、難しくなります。
天職はないなら、縁を大事にしよう。



結果を出せる環境を目指し、お世話に
なった人への感謝を忘れない。



同時に恨みを買い過ぎないというのも大事
です。警備時代の禍根が、思わぬところで
足を引っ張られるリスクもゼロではない。



非正規雇用や弱い立場の人間が
生き延びるには、連帯や団結が
この上ない武器となります。



いい縁と思った人とは繋がり続けましょう。
例え退職しても、ひょんなところで助け舟に
なったりするものです。



さてこの「縁」ですが、転職において
自らの市場価値を高めることと同じ
くらい、いやそれ以上に大事なもの。



むしろ中年以降は、縁を引き寄せる
ことで、もう少しましな仕事に
ありつく方が、コスパタイパがいい。



縁はいいものと悪いものがあります。
いい縁を引き寄せて、悪い縁を遠ざける。
言葉にすれば簡単です。



但し、人間関係は複雑です。
まずは悪い縁を引き寄せない
自分でいること。



パワハラが深刻なのは、心身を
蝕むこともさることながら



心ささくれ立ち、悪しき縁を
引き寄せてしまう心理状態に
なりやすい。



これがパワハラの後遺症といえる
でしょう。



上司の力による支配から脱しても、
理不尽に支配されていたという現実を
受け入れると、怒りに代わります。



その怒りを消化し、鎮めるプロセスを
経て、悪しき縁を引き寄せる体質から
脱することができる。



私も経験がありますが、ブラック企業
からブラック企業へ転職してしまうのは
このパターンです。



まずは焦げ付いた心を癒して
セルフケアすること。これが急務。



こうしても見るとパワハラは、
とんでもない犯罪と言えるのかも
知れません。



話しは少し脱線しますが、ある
警備現場で、夜勤時間帯にある
事案が起きた。



夜勤時間帯の責任者である班長は、
隊長に電話。そこで隊長は発狂
よろしく班長を叱責。



翌朝班長は隊長に対し、
「随分機嫌悪かったじゃないか」
昨晩の電話の件を突っ込んだ。



すると隊長は、友達じゃないから
そんな対応をしてもいい、自分が
正しいというニュアンスの返事。



ほう、友達じゃないなら何を
言ってもいい。立場が違えば
どんなに罵倒してもいい。



その理屈でいくと、お前も
そのうち後ろから弓を引かれるぞ!
そう言い返したくなります。



結局その隊長は、別の隊員を
因縁をつけクビにしたことが
禍根となり



インターネット掲示板に警備隊の
黒歴史を暴露され、クライアントの
信用を失う形で臨時入札が。



当然入札は負け、隊長含め全員解雇。
クビになった隊員は溜飲が下がった
ことでしょう。



兼ねてからその隊長は、責任者は
嫌われるのが仕事であると語り



嫌われるのを恐れ、注意できない
我々班長達を、警備隊のレベルが
低い原因だと叱責。



ミスに対しては始末書、クビを
連呼し、ミスした部下に弁当を
奢らせたりもしていました。



その行きつく先を隊長は身をもって
示したのです。嫌われ過ぎた先に
何が待っているのか。



その後隊長はどうしているのか
分かりません、風の噂では
短期離職の繰り返しとか。



人間関係において、強く恨みを
買ったり、敵を増やし過ぎるのは
悪手です。



自らも、人を強く恨んだり
糾弾したりする心理状態は良く
ありません。



そんな状態で転職しても、
引き寄せる人間関係は見えて
います。



悪い縁を引き寄せる状態をケア
して、フラットな精神レベルに
なること。



縁を整えるには、まず自分の
メンタルを整える。



これが、自分の市場価値を高める
以前にやって欲しいことなのです。


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