後出しジャンケン



警備員の人間関係はマウントの取り合い。
もちろん警備以外でもあることですが、
警備ではより激しかったりします。



今回は、禍根が残るであろう、
マウントについて紹介します。



結論を言えば、後出しジャンケンは
恨みを買う。自分が警備業界2番目に
勤めたB社で起こったこと。



全国規模のビル管理会社であるB社は、主に
外資系保険会社ビルの警備を行っていました。



リーマンショックで屋台骨が揺らぎ、
リストラをほのめかす話も出てきました。
ついに隊長は2人の隊員の首を切ります。



解雇理由は、会社のパソコンに無断で
外から個人のソフトを入れた。
隊長は「犯罪だ」と言い切りました。



しかしその一か月ほど前、監視モニター
パソコンに入れていたJ―POPの楽曲ソフトが
削除されていました。入れたのは隊長。



隊長による証拠隠滅としか考えられません。
これまで良かった(黙認していた)ことを
突然犯罪と言い切る。証拠隠滅までして。



慌てて証拠隠滅するのが拙さすぎます。
してはいけないことを自らしておきながら、
注意もせず、自分だけ証拠隠滅し部下を切る。



社会人としての常識からいえば、公共の
パソコンに無断で私用のソフトを入れるのは
憚られること。



隊長は気づいていながら、注意もしなかった。
それどころか、同じことをしていた。



要は、首を切る口実として泳がせておいたのです。
その戦略にかかった方が悪い、という言い分か。



気に入らない部下に対して因縁をつけて切るのは
よくある話です。



こういった上司は、粗さがしが得意。
パソコンに個人のソフトを入れ込まなくても
別件で因縁をつけてきたはず。



但し禍根が残り、反撃に遭って
隊長もきっちり清算する羽目になった
ようです。



続いて警備業界3番に勤めたC社で
起こったこと。某商業施設の
駐車場監視室に配属になりました。



四畳半位の小さな詰所を牛耳っていた、
自己愛的人格障害の隊員。新入りの自分は
モラルハラスメントのターゲットに。



自分が駐車場ゲートに立哨する、隊員の応援
対応を終え、監視室に戻ってきた時の事。



職場の主は、監視盤を操作するように指示。
言う通りすると、駐車場精算機のジャーナル
(筒形の記録紙)が少なくなっている表示。



要交換になるタイミングで、警報が出るので
それから対応しても遅くはない。



主の言わんとするのは、何で機敏に動いて
チェックしなかったのか。自分は密室に近い
監視室で怒鳴られました。



当の本人は足を組み、ふんぞり返って携帯を
いじりながら言う。お前こそ何していたんだよ。



彼の常套手段は、手本を示さず人にやらせて
後から批判する。



ミスすれば容赦ない罵詈雑言は言うに及ばず、
周囲への吹聴がおまけでついてきます。いかにも
自己愛的人格障害らしい。



これも後出しジャンケンですね。
規範を示さず、相手の行為を見て実は
こうだったと責めるのも、上記に類します。



主は自分が辞めた後、監視室を出され
干された後屈辱的な退職に
追い込まれるのです。



気の荒い人間に主が殴られる前に
辞めさせた、が実情でしょう。



これまでは良かったけど、実はだめだった。
真実はこうだった。これを権力を持つ側が
乱用すると、禍根が残ります。



そうでなくても、マウントを取る手段として
使っていると、社会人としてのステータスは
下がっていきます。



こんな浅ましいことがまかり通るから、
警備員の社会的ステータスが
上がらないのでは。



対処法としては、そんな奴らの行為を
できるだけ多くの人に知ってもらう。



施設警備ならクライアントや、清掃などの
部外者も多くいます。



彼らがどれだけ社会人として浅ましいか。これを
周囲の目で評価してもらう。いづれは会社人事も
動くはずです。動かないなら超ブラック確定。



翻って我々自身も警備隊内の権力闘争に
躍起になって、もっと大事なものを
見失わないように気を付けましょう。



後出しじゃんけんに限らず、マウントを
取る浅ましい行為は、できるだけ白日の
下に晒すのがベター。



自分の聞いた話ですが、かつてパチンコ
店の駐車場警備で、年上の隊員を顎で
使う、横柄な隊員がいました。



横柄な隊員は、パチンコ店駐車場警備が
気に入っていたらしいが、突然上司から
現場異動を命じられた。



怒り狂う横柄な隊員。辞表を持って
事務所に突撃。まるで自爆テロ。



上司の交通誘導現場への取り計らいで、
退職は取り下げたものの、屈辱感は
残りました。



なぜこんな人事が行われたのか。
パチンコ店の清掃女性から、会社に
通報があったそうです。



施設警備は誰が見て、どんな評価を
しているか分からない。



本人にとって突然、青天の霹靂で
あっても、それなりの根拠があっての
人事。



それ故、施設警備では自社以外の
人間、クライアントや清掃・設備
管理担当などの関係に留意しましょう。



後出しじゃんけんする側の人間は、
我田引水というか、自分の有利に
関係を進めたい。



心理学で言う「ダブルバインド」
(二重拘束)も得意とします。



上記が社会人としていかに
浅ましいかを実証すれば、彼らの
アイデンティティは崩れます。



方法としては、言行の記録を取り
事実を突きつけること。あの時
こう言ったじゃないか。



見苦しい言い訳をするなら、
さらに事実の指摘を重ねる。
どんどん逃げ場がなくなります。



彼らの得る報酬は、組織からの
排除なのです。



後出しじゃんけんに限らず、
ハラスメントによって辞める
人間を悪く言われがちですが



最近は、辞める原因を作った方が
悪いという流れも出てきています。



これは、ハラスメントに対して
声を挙げる人が増えてきた。
記録を取って訴える人も然りです。



今後は、ウエラブル端末の普及で
録音などが容易になってきます。
録画もできるようになるでしょう。



血圧などの記録も残せば、
ストレスを受けたこともわかる。



ハラスメントする側にとって、
事実を突きつけられるのは
最大の脅威です。



そしてもっと大事なことは、
後出しじゃんけんなどという
姑息な手段を使って



姑息な手段で他人を支配しようと
する輩が、評価されないようにする
教訓を組織へ残していく。



彼らのやっていることの
非生産性を可視化していく。



退職する理由の9割が人間関係と
言われます。嫌な奴は仕事だから
我慢しろ、では済まなくなっている。



人手不足の背景も相まって、
労働者の心理的安全を守るのも、
体制側の務めとなりつつあります。



姑息な手段で周囲を支配しようと
する輩を満足させないこと。その
ための仕組みを作り上げること。



ハラスメントした側が、逆に
職場から追い出されるなんて
事も、起こってくるでしょう。








コメント

タイトルとURLをコピーしました