勝つことでしか空気を良くできない人

今回は、警備に限りませんが
主導権を取らしてはいけない人に
ついて、語ります。




タイトルにあるような、勝つことでしか
空気を良くできない人とは、どういった
人なのか。




勝ちや成功以外で、他人を笑顔にできない
人。能力至上主義だけれども、コミュ障。




自分を実力以上に大きく見せて、
マウントを取る事で、主導権を握る。
戦隊ヒーローのレッドになりたがる。




そんな人がリーダーシップを取れる
わけがないのですが、警備では散見
します。




警備現場では、勝ち=他人を抑えると
いうケースが多い。警備員のケンカは
売った者勝ちが相場です。




よって、口でも権力もいいから
他人を抑えれば思い通りになる。




そんな人を見分けるには、味方より敵が
多いかどうか。過去の人間関係を見て
みるといい。




または、主導権を握るプロセスも大事。
姑息な方法を使っていないか。誰かを
嵌めたりしていないか。




コミュ障を実務能力(虎の威を借るで
あっても)でごまかしているわけです。




自分の正論を、もっと正しい正論で
破られることを極度に恐れています。
抑えが効かなくなるから。




逆に、クライアント側から責任者に
推されるなど、客観性の高い人事で
リーダーシップを取る人は別です。




社会人として態度がまともならば、
退職しても付き合う人はいるだろうし、
業務外への関連性への発展がある。




使う側から見て、つつがなく組織が
回っているようでも、コミュ障が
力で抑えつけているだけであった。




そんな組織で使われる方は、面白く
ないのは当然です。




そんな問題アリの組織は、馬脚を
現わすときは、どんな時か。




理不尽に耐えていたまともな人が、
辞めていった時。




彼らの忍耐で組織は回っていた。
一人のケースもありますね。大抵
キーパーソンだったりします。




そのキーパーソンが抜けた途端に
組織がギクシャクし出した。




コミュ障がリーダーシップを取っていた
のが露見したのです。




僕はコミュ障と言いましたが、要領が
良く、口が立つ人もいます。そのどこが
コミュ障なのか。そんな声も出そうです。




相手の気持ちを考えない、主語に「私」が
多く、組織ファーストの言動が見られない。
狭い空間で自分の言い分を通せば勝ち。




そんな自称リーダーが目立っている組織。
周囲は息苦しいに決まっています。




コミュ障リーダーの実態を晒すには、
人間関係の潤滑油的存在がいなくなる
こと。




またはちっぽけな組織内ですら、
勝ち続けることができない人が
現れる。




多くは自分より、力のある人から
やられる羽目になる。ただそんな
時も、他責にするに違いない。




そんな人が牛耳る職場からは
なるべく離れましょう。




なんでそんな職場がまかり通るのか。
ずばり、トップが変だから。小さな
会社組織だと分かりやすい。




トップの徳のようなものは、末端まで
浸透します。逆もまた然り。トップと
現場は相似形をなしている。




そんな組織は、問題ある人がいなく
なったとしても、もっと変な人が
来る可能性大。




刷新しなければいけないのは、幹部
なのであった・・・




仕事やビジネスではライバルに勝つ
のは至上命題だけれども、勝ち方が
浅ましいといやらしくなる。




ちなみに孫子の兵法では、勝つことより
生き延びることが、重要視されています。




トップや幹部に徳のない組織は避けなさい、
これが最適解なのですが




末端で現場従業員が殴り合いのケンカを
しているのをほくそ笑む、サイコパス
気質のトップもいます。




能力で頭ひとつ抜けても、周りから愛され
ないと、幸福度が下がる。海外有名大学の
調査結果だそうです。




この愛され力が、仕事をする上でも
幸福度に影響する。だから愛想よく
した方が得ということなのです。




学力やスキルよりも「愛想の良さ」とか
「人間関係のスムーズさ」のほうが影響する
っていう、ちょっと残酷な話です。




組織で仕事をする上で、上記のことに
留意できる人が、最後に笑うに違い
ありません。




嫌われ者がリーダーになる、またはそう
ならざるを得ない組織は、先が見えています。




特にセキュリティの仕事は一触即発です。
ボロが出た時は、信用が地に堕ちる。




中国古典「書経」一節で
『徳のある者には地位を与えよ、
功のある者には禄を与えよ』




と言うものがあります。西郷隆盛も
使ったと言われています。




人徳のある人には地位で報い、功績の
ある人のは報酬で報いなさい。




これが上手くいっていないと、承認欲求を
満たさんがために、浅ましいマウント合戦に
なっていきます。




警備もそうですが、人格と実務能力を
兼ね備えた、社会人として尊敬できる
人が上司になるケースは少ない。




多くは幹部に好かれているからとか、
要領の良さだったり、世渡りの上手さで
出世する。




もっとも地場中小警備会社では、出世する
人は出来レースで決まっていますからね。
息苦しければ転職で環境を変えましょう。




それではリーダーにしてはいけない、
職場を牛耳らせてはいけない人の
特徴とは?




ずばり、自分の非を認めない。
ミスを他人のせいにし、他責にする。
これまでの生き方を見れば分かってくる。




自分の言い分を認めろ、だけれども
責任は取りたくない。そんな人が職場で
幅を利かせていると、どんどん変な事に。




そんな人は職場と言う狭い空間の中で
マウントを取りたい。たとえそれが
他人のふんどしをとったものであっても。




彼らにとって、職場と言う小さな
コミュニティで勝つことでしか、
承認欲求を満たすことができない。




常に他人のせいにして自分の責任から
逃げる人との関係は疲れますよね。




問題が起きても成長しないし、
周りも離れていってしまう。




通常仕事はチームで行うもの。
上手くいったなら、そのプロセスで
メンバーの働きを評価しないといけない。




しかし、他責の人は自分の功績ばかり
強調し、マウントを取ってくる。そんな
人とは信頼関係を築くのは難しい。




加えて、他人のやっていることには
血眼になって、粗さがしをしてきます。




結局自分の失敗を認める素直さと
謙虚さを兼ね備えた人が、
リーダーシップを発揮して行く。




嫌われ者をリーダーにしてしまう組織は
その上司も変な可能性大。




そんな環境からは、異動や転職で
脱することを検討しましょう。




結局、職場は「人」で決まります。




業務内容が同じでも、一緒に働く人次第で
楽しさも成長も変わってきます。




「辞めたい」の原因が「仕事内容」じゃなく
「人間関係」なら、もう迷わなくていいのでは。






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