組織を見限る潮時とは



今回は、転職のタイミング
言い換えれば組織を見限るのは
どんな時か、潮時の目安を語ります。



結論から言えば「自分が惨めに
思える時」「自分の居場所がないと
感じた時」



これは、仕事ができるとかできない
とかは、あまり関係がありません。



というのは、味方がいない環境では
どんなに成果を出しても認められない。



一方現場のお荷物隊員はどうなのかと
言えば、ぶら下がっているだけなので
上記の惨めさを感じないでしょう。



キツいとかつまらないって仕事を
していればある程度は抱く感情だが



『惨め』になるほど自己肯定感が
下がる職場環境は異常です。



自己肯定感と言いましたが、心身の
健康を害するのも、モチベーションを
下げます。



自分が警備業界で3番目に勤めた、地場
中小C社での経験が顕著でした。
三か月余りで緊急脱出よろしく退職。



駐車場監視室で、自己愛的人格障害の
隊員に人格攻撃をされ、自己肯定感を
破壊されたのです。



そんな環境で自分が退職を決意した
出来事がありました。



冬に差し掛かり、防寒着たるジャンパー
が貸与になりました。



僕以外の隊員は、ちゃっかり収納場所
を確保していましたが、自分は要領が
悪かったのか、場所を確保しそびれ。



小さな事かもしれませんが、ここには
自分の居場所はないな、と感じました。



中年以降の転職は、自分の居場所を捜す
旅です。合わないと感じたら、環境を
変える事を考えましょう。



自己肯定感を下げない環境に居る事で、
幸福度を上げます。



自分が惨めになるのに派生した感情と
して、自分の役目は終わったと感じる
のも、転職の潮時かもしれません。



狡兎(こうと)死(し)して走狗(そうく)
烹(に)らるという故事があります。
「史記」越王勾践世家から。



うさぎが死ぬと、猟犬も不要になり煮て
食われる。敵国が滅びた後は、軍事に尽くした
功臣も不要とされて殺されることのたとえ。



自分が初めて警備業界で従事した地場中小
A社で起こったこと。



かつて自分は、A社市役所警備隊に
おいてクライアント側からも認められて
いました。



ところが、A社課長と対立し
市役所を入札で失った後、
干されてしまったのです。



課長の敗戦処理の失敗は否めませんが、
看板施設たる市役所を失ったA社に、
自分の居場所は無かったのです。



第一、A社の規模ではあぶれた隊員を
全て受け入れる施設はありません。



課長と仲の良かった隊員たちは、
早々に次の受け皿たる施設に入り、
自分は宙ぶらりんだったのです。



そこへ、渡りに船よろしくB社からの
お誘いがあった訳ですが、そこでも
また、居場所をなくすことに。



賞味期限のある職場を渡り歩くような
ものでしたが、そもそも警備と言う
雇用形態からして、そうではないか。



環境は、刻々と変わり続ける。
勤め人の宿命なのか。



上司が変わり、組織の方針も変わる。
警備なら入札で負ける可能性も。



今いる環境が、決して安住の地では
ないという、教訓が得られたのです。
非正規雇用もそうですね。



こういった現実を踏まえ、どうしたら
いいのか。



答えは、新たな生き方の実験を続ける。
副業でもいいし、転職活動もいい。
起業を考える人もいるでしょう。



新たな生き方、自分の居場所を捜すのは
人生のリスクヘッジ。



中年以降、自己肯定感が下がってしまう
のは、メンタルヘルス的にも良くあり
ません。



自分のように、警備業界に居場所が
ないと悟ったら、異業同職の転職をする。



待遇面で高望みしなければ、中年でも
丹念に探せば見つかるもの。



今いる場所、環境は唯一無二では
ありません。たまたまご厄介になる
縁があっただけ。



怖いのは、とっくに賞味期限が切れて
いる環境なのに、それに気づかず居続け
てしまうこと。



もしかしたら、新天地に臨むチャンスが
来ているかもしれません。それを逃す
のは、もったいない。



転職を含め人生に係わる決断は、
自己責任なので、自分の志す
タイミングで行えばいいのですが



あの時動いていればよかったと、
後悔はしたくないものです。



ここまでは、会社の自分の居場所が
ないと感じたらという話でしたが



業界自体に、自分の居場所がないと
感じたエピソードも紹介します。
自分の業界外転職の決定打になった。



自分は警備業界外転職を目指して、
職業訓練に行き、関連資格を取るも
希望の仕事にはありつけなかった。



仕方なく、一旦警備業界に戻る
ことに。業界で4番目に従事した
地場中小会社D社に就職します。



制服採寸など、最初のガイダンスで
事務所に集まることになりましたが



事前に聞いた参加者の中に、聞き
覚えのある苗字が。珍しい苗字
なので、そいつに違いない。



そいつとは、自分がかつて勤めた
警備会社B社で、退職の原因になった
パワハラ隊長です。



名前を聞いた瞬間反射的に、そいつと
鉢合わせにならないようできないかと
事務員に申し出ました。



すると最初は時間帯を変える配慮を
してくれると言う話でしたが、すぐ
社長が却下。



鉢合わせになったからって、殴られる
訳ではない、という理由で。殴る蹴る
だけがパワハラじゃないだろう。



社会人として、自分の申し出は
わがままと言われても仕方あり
ません。



しかしながら、どうしても許せない
ことがある。この業界待遇も大した
ことないんだから



それくらい配慮してくれても
いいじゃないか。と勝手に
思ったものです。



結局、自分はD社を1年で辞めました。
入社時からそう計画しました。
もう、この業界自体に居場所はない。



そうやって、自分は業界脱出への
道を歩み始めたのでした。



出来事だけを見れば、とんだ
嫌がらせのように見えますが



お前は警備業界に居場所は
ないんだよ、といわれたような
この上ない演出でしたね。



この経験から、パワハラされたり
理不尽過ぎる扱いを受けても、
落ち込むことはない、と思います。



単純に、環境が合ってないだけ。
自分の居場所じゃなかっただけ。
新天地を探そう。



賞味期限切れとなった組織や
業界にしがみついても、何の
得にもなりません。



一見、不条理なことであっても
新天地へ起動するきっかけで
あったりするのです。



憂さ晴らしに酒を飲むくらいなら
いいけど、精神が腐ってしまっては
再起動も遅れてしまいます。



割り切って、次に進みましょう。
自分の居場所は、必ずあると
信じて。



逆に言えば、傷が深くなり
取り返しのつかないことに
なる前に、脱出できた。



撤退を決めるのも勇気なのです。
見限ったあなたの決断は素晴らしい。



そういう意味で、退職は卒業と
位置づけましょう。職場は学校では
ありませんが



学びがない職場というのも、
精神衛生上、よろしくないもの
ですから。


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