引き際をどうするか



今回は、職場に愛想が尽きているけれど
辞める踏ん切りがつかないでいる人に
宛ててのメッセージです。



ブラック企業や、パワハラ上司の下で
被害を受けていたら、緊急脱出よろしく
退職で身を守るしかない時もあります。



しかし、職場に不満があっても辞める
程ではないが、今後働き続けてもマイナス
の要素しかない場合どうするか。



努力や成果が処遇に反映されず、むしろ
悪くなっていく。これが見えている場合
ですね。



職場としては「貧すれば鈍す」状態に
なっていれば、改善は見込めません。
いつ辞めようか、なんて悩む日々。



ベストなのは、次の仕事を見つけてから
辞める。それができれば苦労しません。
渡りに船なんてそうそうありませんね。



こんなケースこそ、戦略的退職が重要に
なってきます。



自分も過去、戦略的退職とは程遠い事を
やってきました。追い詰められてから
緊急脱出(ベイルアウト)でした。



結果的にうまくいったとは言え、
戦略的に動けばもっとましな形に
なっていたのではないか。



人間、追い詰められるなど強いモチ
ベーションがないと、なかなか決断や
行動ができないもの。



ましてや、転職は分の悪いガチャです。
今より悪くなる可能性も否定できない。



モチベーションが低い状態で転職活動に
臨むのは、今一つ真剣味に欠ける。
但し、メリットもあります。



まだ余裕のある状態で臨むので
足元を見られにくい。



ブラック企業であるなら、早期撤退で
気づく可能性も高くなります。



現実的には、休日やシフトの合間を
利用して、転職活動を行う事に
なるでしょう。



心身のコンディションを高めて転職活動
を行うのは、成功率を上げます。余裕の
あるうちに、転職先を決めたいですね。



ところで、戦略的退職に相応しいケース
があります。資格取得を目的とする場合。



かつて自分は警備業界内の転職に失敗し、
一敗地に塗れ設備管理への転職を志し、
職業訓練に行きました。



そこで取得できた資格「第二種電気工事士」
ですが、職業訓練校に行くのがベスト。



僕はたまたま4月入所になりましたが、
上記資格は、4月入所が最適です。



というのも、試験に先立って行われる
訓練校の見学会で、電気科の教官から
説明を受けました。



第二種電気工事士は4月入所が一番
美味しい。受験に合わせたカリキュラム
で、電気の素人でも合格している。



上記資格は、筆記試験→実技試験と
二段構えになっています。実技試験で
落ちる人も少なくない。



訓練校は実技試験対策も存分にできる、
そんな環境なのです。但し、事前に
訓練校のカリキュラムは要確認です。



訓練校の教官は続けます。訓練校の合格
通知が来たら、受験申請をせよ。入所
してからでは、締め切られている。



この一連の流れから、遅くとも1月末
には退職していないと間に合わない。
もう少し早くてもいいかも知れません。



自分は、前年中に離職手続きが済んでから
職業訓練に行きたいと相談しました。



ハロワ職員が個別に応じてくれました。
この相談、絶対やった方がいいです。



職業訓練を通じて、再就職したいと
いう、強い意思表示になります。



自分は当時警備→設備管理へという
目的がはっきりしていたので、
設備管理科か電気科の2択でした。



2月中旬には訓練校説明会があり、
3月上旬には入所試験がありました。



このように、4月始動から逆算して
退職時期を決めるのも戦略的退職。
訓練校に合格は必須ですが・・・



過去記事でも紹介しましたが、退職前に
ハローワークに行き、職業訓練の掲示を
チェックしておく。



ついでに最低限のセーフティーネット
となる失業給付資格の確認や、必要な
提出書類について確認しておきましょう。



最後に、自分のケースを紹介しましたが
住んでいる地域で若干時期が違うかも
しれません。



必ず地元のハローワークで、訓練校の
説明会・受験時期や、第二種電気工事士
に向けたカリキュラムなのか事前確認。



カリキュラムについては、説明会の時に
聞いてもいいと思います。受験に向けた
手続きも教えてくれるでしょう。



そうなると翌年4月を見据えて、前年
11月くらいには、ハローワークに
行っておく。



前倒しで余裕を持って動くのも、戦略的
退職の一環と言えるでしょう。



職業訓練に行く、今風に言えば
リスキリングすると言う退職理由は、
別の意味でも戦略的なのです。



というのは、職業訓練は必ずしも
訓練科に関連した仕事に就く義務は
ありません。



元の仕事に戻る人もいます。



訓練校としては、就職したという
事実が大事であって、どこに就職
したかはあまり重要ではない。



これに着目して、業界内転職にも
使えるのです。



退職時、聞かれるのは
「次、どこに行くの?」
これがライバル会社だったら。



警備を含むビルメンテナンス
業界は、横のつながりがあります。
特に地方では、その傾向が強い。



ライバル会社に行くので辞めます。
こんな事をあからさまに言えば、
角が立つに決まっています。



よしんば上手くいったとしても、
後から嫌がらせされないとも
限らない。



職業訓練を戦略的の活用するのは、
上記の懸案に対する、リスクヘッジ
なのです。



ある警備員の人が言ってましたが、
行きたい会社が、ライバル会社で
今の会社と仲が悪い。



ダイレクトに転職すると角が立つ。
それならば、仲の悪くない会社に
一旦就職して



その会社を経由して、ライバル会社に
就職する。高等テクニックですね。
要は、ワンクッション置く。



職業訓練(半年間のコースがお勧め)に
行くのは、ワンクッション置いて
業界内転職するのとほぼ同じ効果が。



半年間あれば、ほとぼりも冷める
だろう。ライバル会社に行くなら、
ワンクッション挟みたい。



最初から元の仕事に戻ることを
前提に、訓練に行く人はいないと
思いますが



就職という最終目的に対して、
最後の選択肢として持っておく
のも、危機管理です。



一方職業訓練は、資格取得に
専念できる環境でもあります。



元の仕事に戻るにしても、資格を取り
仕事の幅を拡げる事は可能です。



例えば、危険物乙四ですが
これと施設警備2級検定と
組み合わせるとどうなるか。



セルフスタンドの夜間監視員とか、
油槽所の当直業務といった求人に
対して、有利になるでしょう。



今持っている資格や、経験に上乗せ
できる資格を取れば、仕事の幅は
拡がります。



危険物乙四は、国家資格です。
自分の通った訓練校では、放課後
補講までやっていました。



緊急避難的に、職業訓練に行く
ケースでも、資格取得を目標に
することはできます。



人生をより良くしようと志して、
退職するのは、見事な引き際で
あったということができます。

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