どっちを選ぶか

今回は、前回の記事の補足も兼ねて
2つのシチュエーションを比べて、
会計年度任用職員の実態に迫ります。



目次:
①旧嘱託か旧臨職(臨時職員)か
②行政職が現業職か
③本庁勤務か出先機関勤務か



①前回記事でもお伝えしましたが、
会計年度任用職員は、旧嘱託と
旧臨職の両者を含みます。



もちろん待遇面では、旧嘱託に
軍配が上がります。給与や休暇の
面で優遇されています。



であるならば、旧臨職は働くに
適さないのでしょうか?



結論を言えば、その人の働く
スタイルによる。



旧嘱託は、組織の戦力的に正規職員と
同等の扱いをされ、正規職員とほぼ
同じ内容の仕事をします。



正規より給料低いのに、もっと高待遇
であるべきでは、という声も上がって
きています。



この問題については、別途掘り下げて
行く所存です。



一方旧臨職はどうなのか。雇用期間の
不安定さもあって、バイトの延長で
ある位置づけはあまり変わらない。



それ故、割合気楽に働けるメリットが
あるようです。前記事で紹介したように
旧嘱託にアップグレード転職する人も。



黒い布手提げを持って、外を歩いている
臨職さんたちを散見します。書類や荷物を
届けるメッセンジャーとしての業務です。



この業務は、旧嘱託でもありますが
旧臨職に任されるケースが多いですね。



雇用は不安定な分、気楽に働ける。
期間を分けて、別自治体との掛け持ちを
している臨職さんもいます。



雇用安定の話が出たところで、
当自治体の旧嘱託は、現時点で
5年に1回公募があります。



1年ごとの契約更新は4回までと
いう、決まりがあるため。3年に
1回公募の自治体もあります。



この公募、一般に求人を出して
選考を行うもので、書類審査と
面接(1回)があります。



5年に1回、入社選考を行うような
ものです。5年雇用の契約社員と
変わりません。



ちなみに、労働者契約法の改正で
民間企業なら、非正規で5年働けば
無期雇用転換ができるのですが



公務職場はその対象外。
5年に1回身の振り方を考えなければ
なりません。



もちろん現職が有利なことに
違いありませんが、絶対はないのが
公募の怖いところ。



上司が、気に入らない人を入れ替える
ために、公募を利用しているのでは?
といった疑惑の声も上がっています。



②行政職か現業職か
旧嘱託にある業務で、現業職と
聞き慣れない職種が出てきましたが



ざっくり言えば、肉体労働関係の
職種です。対する行政職は一般事務と
してイメージしやすいですね。



例を挙げれば、道路監視(パトロール)
業務、ダムの監視業務、守衛業務、
児童相談所の一時保護所当直業務など。



現業職は汗をかきながら
男性が働いている印象です。



では女性は、現業職にいないの
でしょうか?



人数は少ないけれど、旧嘱託の
女性が活躍している現業職があります。



電話交換業務や、案内業務です。
案内業務は、本庁の玄関入ってすぐの
案内所で女性2人が座っています。



電話交換業務は、代表番号に
かかってきた電話を、担当部署に
取り継ぐ業務です。



私が以前居た職場では、総務課の
中に机を置いて座り、交換業務を
行っていました。



本庁は、交換室が独立してあり
そこに詰めて業務を行っている
ようです。



案内業務や電話交換業務のメリットは
事務の経験が少なくても、貢献できる
可能性が高い。むしろ接客に近いですね。



コールセンターみたいに、電話口で
怒鳴られるんじゃないかと不安に
思った人もいるかもしれません。



そのことを現役の交換業務の女性に
聞いたことがありますが、答えは
ほとんどないということ。



これは自治体の規模が大きいと
B to B(企業対企業)に近い
関係性が要因のようです。



逆に小さな規模の自治体では、
住民との距離が近い分、上記の
リスクは大きくなると推察します。



給与面では、現業職は行政職に比べ
少し低かったですが、これからは
是正される見込みのようです。



③本庁勤務か出先機関勤務か
それぞれのメリットとデメリットが
表裏のようになっています。



本庁は一般的に、交通の便が良い
ところにあります。故に公共交通機関で
通いやすいが、マイカー通勤は困難。



出先機関はその逆で、郊外にある
事が多く、公共交通機関で通うのは
困難な職場もあり。



但し駐車場スペースには恵まれている
事が多く、無料だったりするケースが
多い。



求人票のマイカー通勤の欄をしっかり
チェックしましょう。



次に環境面ではどうでしょうか。
本庁(特に行政職)は独特の緊張感が
あります。空気がピリッとしている。



一方出先機関ですが緊張感は比較的緩い。
現業職の職員が、作業服姿で出入りする
シーンが日常的です。



但し出先の出先のような職場では、
住民との距離が近い部署もあり、
クレームの矢面に立つケースもあります。



ハラスメントは本庁の方が、監視の目が
行き届いている分起きにくいようです。
人事課も同じ建屋にありますからね。



出先は人数の少ない職場だと要注意。
未だに昭和の感覚でいる人もいたり
します。



その他出先機関は、掃きだめ組織と
しての扱いを受けている所もあります。
ゆゆしき問題ですが、詳しくは別の機会に。





 





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