退化ではなく逆進化



今回は、逃げるは恥だが役に立つでは
ありませんが、一旦退化することの
メリットについて語ります。



社会に出れば「成長」「発展」を義務付け
られたような、そんな強迫観念を感じます。



かつて「進歩がない」と上司から罵倒された
こともありました。



そんなに伸びる事ばかりで、今の日本人は
豊かになったのでしょうか。



そこで、仕事などで煮詰まりにっちも
さっちもいかなくなって、命の危機すら
感じたら、退化する事も視野に入れる。



具体的には、実家や地元に逃げ帰る。
帰るところがあるというのが、最高の
リスクヘッジです。



ちなみに自分が最初に就職した、大手
メーカー子会社の IT企業で、10日ほど
失踪する社員がちらほらいました。



IT業界用語で「縮退運転」というものが
あります。以下説明です。



縮退運転とは、システムの機能や性能を
部分的に停止させた状態で稼動を維持する
ことである。



縮退運転は、主にシステムに障害が発生した
場合の運用手段として行われる。



機能停止を部分的なものに留めることで、
稼動完全にシステムが使えなくなることを
防ぐことができる。



縮退運転に切り替えた後には、利用できる
機能が最低限の機能に限られたり、



応答速度が極端に低下したりといった
状態になることが多い。



という説明がなされています。個人に
おいて縮退運転を行う目的は生き延びる
ため。



取り返しのつかない事態になる前に
縮退運転に移行して、立て直しを図る。



これが、実家や地元に逃げ帰って生き
延びるメリットです。



上記を生物の営みから見れば「退化」と
なるのでしょう。生き延びるために社会人
としてのパフォーマンスを縮小する。



進化退化の話題が出たところでゲームの紹介に
なりますが、86年に「ダーウィン4078」という
ゲームがリリースされました。



友人がゲーセンではまっていましたが、
家庭用ゲーム機にも移植されました。プレイ
した人もいるでしょう。



このゲームの魅力はパワーアップシステム。



当ゲームはシューティングゲームで、生物を
モチーフとした自機が敵を倒すと
「E」アイテムを出すことがあります。



この「E」アイテムを取っていけば、進化
(パワーアップ)していくのですが、
ユニークなパワーアップシステムでした。



10段階くらいにパワーアップしますが、
敵の弾に当たったり、一定時間「E」を
取らないと退化(パワーダウン)します。



ある条件で退化して、そこからパワーアップ
すると、別系統のパワーアップをします。
これを「逆進化」と呼ばれていました。



逆進化した自機は、使えるものとそうでない
ものがありましたが、この逆進化もゲームの
醍醐味でした。突然変異みたいなものです。



これ以上は長くなるので、詳しくは
後ほど紹介します。



人生において、停滞や一時的な退化も
あっていい。それは、別のステージで
成長するため。



置かれた場所で咲きなさい、ではなく
咲ける場所に移動する。



これに気付けば、退化というワードが
一概にネガティブな意味ばかりではない
ことがわかります。



長い目でみれば、退化も進化のプロセス
なのです。いや、逆進化への布石と
言えるでしょう。



自分は最初に勤めたIT企業を退職して、
地元に戻ったのも退化と認めます。
リストラに近い惨めなものでした。



それから警備業を足掛かりとして、
別の人生を切り開くようになり。



IT業界の人生から、警備に従事する人生。
ドロップアウトに見えるかもしれませんが、
IT業界に居続けたら、潰されていたでしょう。



今のご時世、一番大事なのは生き延びること。
どんなに収入や社会的ステータスがあっても、
健康面で潰れては意味がありません。



年功賃金や終身雇用は崩壊しつつあり、
5年後の収入さえ目途がつかない時代です。



従業員を使い潰すブラック企業も跋扈
(ばっこ)しています。



まずは退化(縮退運転)で生き延び、
捲土重来を期す。心身の健康を守れば、
何回でもチャレンジすることができます。



発展、進化の強迫観念で自分を見失い、
さらには健康まで損ねてしまうのは、
残念なことです。



退化は悪いことではない、むしろ逆進化の
プロセスと考える。そうやって前向きに
生きようではありませんか。



それでは、ダーウィン4078の
詳しいゲーム紹介に入ります。気分転換に
どうぞ。



ダーウィン4078は86年にデータイースト
社がリリースしたアーケードゲーム。
ゲーセンで稼働を始めました。



オーソドックスなシューティングゲームで、
対空・対地攻撃を2つのショットボタンで
行います。



まずこのゲーム、シューティングゲームと
して画期的だったのは、自機を生物的な設定
にしたと言うこと。



当時のゲームで言えばナムコ社の
「ドラゴンスピリット」にも通じます。



パワーアップアイテムを取り、進化という
形でパワーアップしていきます。



進化もあれば、退化もあります。ここがこの
ゲームの醍醐味。



ただ進化するだけでなく、ある条件に
退化した状態で、パワーアップアイテムを
取ることにより、別系統の進化が可能になる。



つまり、パワーアップが1本道ではないと
いうところが新機軸でありました。



退化というプロセスを経て、別系統に進化
することを「逆進化」と呼ばれていました。
退化も逆進化の出発点。



もちろん逆進化も使える形態とそうでない
形態があるのです。



新たな逆進化の形態を捜して、わざと
退化するプレイも。裏技探しみたいですね。



ちなみに続編のSRD(スーパーリアルダーウィン)
というゲームもあります。自分ははほとんど
プレイしません でしたが。



ダーウィン4078は、演出上派手さがなく今一つ
目立たないゲームでしたが、その奥深さでロング
セラーとなり、家庭用ゲームにも移植されました。



当時のゲーセンはコナミ社「グラディウス」や
カプコン社「魔界村」タイトー社「ダライアス」
など、グラフィックや音楽は急速に進化。



そんな中でも地味に良作となったダーウィン4078。
データイースト社はいぶし銀的な名作を出していた
メーカーという印象があります。



最後にダーウィン4078のプレイ動画を
貼りますので、詳細はそちらをご覧ください。
プレイ動画はこちら。(約3分半)

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