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今回は、ある本で読んだことが
きっかけになった気づきです。
先を読む事の重要性を語ります。
まずはキューバ革命のリーダーである
チェ・ゲバラ氏の逸話を紹介します。
革命を成功させるのに最も大事な
事は何か?と聞いた人がいたそうです。
するとゲバラ氏は「部下の健康だ」と
答えた。
ゲリラ活動とは程遠いように思えますが
革命とは、人を動かし体制を変える
究極のプロジェクトです。
人を動かすのだから、部下の健康に
留意して当然。
これを読んで、皆さんの職場の
労務環境はどうでしょうか。
僕が最初に入った警備会社で、初めて
施設らしい施設警備は取れました。
自分は立ち上げのほぼ初期から、参画した
のですが、何もかもボロボロ。
施設警備の経験者もほとんどおらず、
引継ぎもまるでなってない。
9人体制から2人減らしたので、前業者
から死人が出るぞと揶揄されました。
そんな環境でも僕らは形にしなければ
なりませんでした。その施設を失えば
交通誘導警備行きです。
今思えば、こんな悪待遇でよく
働いたと思います。今なら確実に
叩かれていたでしょう。
事実、隊長や副隊長の経験者が、
健康を損ない去っていきました。
ここで言いたいのは、そんな環境でも
頑張って成果を上げてしまうのは
危険ということ。
何が危険かといえば、僕はこんな劣悪な
環境でも率先して業務を形にした。
クライアント側からも評価されている。
そんな想いが、体制側との葛藤を生む
ことになるのです。
そうなると上司との衝突に発展します。
体制側の足らない所を批判をするように
なりました。
自分が貢献していると思っても、使う側は
そう思っているとは限らない。労務管理を
みれば明らかです。
使う側は、社運をかけたプロジェクトだ。
命がけでやれ、なんて口では言うかも
しれません。
しかしながら、末端の隊員の扱いを見れば
貢献したところで、報いられるのでしょうか。
大した仕事じゃないよ、というのが本音かも。
自分が結果を出した施設警備は、入札で負け
撤退した時に、対立していた上司の敗戦処理
で干され自分は退職することになりました。
結局クライアント側からの評価よりも、
直属の上司の前での立ち振る舞い、すなわち
要領が大事だったのです。
但し自分は上記の経験が、警備業界からの
脱出につながるもので、無駄じゃなかった、
と回想します。
所詮要領だけでは、今いる環境でうまく
立ち回ることでしかない。
とはいえ今の努力の延長上に、何が報われる
のか。自分にはこの視点が欠けていました。
僕は入札に負けて、対立していた上司の
敗戦処理の過程で、この現実を知らされる
ことになるのです。
目の前のことにコミットして全力で取り組む。
キャリア形成にとって、必須でしょう。
それと同時に、将来を見据え布石を打つ。
自分はこのアクションが足りていませんでした。
入札に負け、上司から干されてからでは遅い
のです。何かが起きる前に布石を打つ。
具体的にどうすればよかったのか。
入札前から、負けた後のことを想定して
ハローワーク行くべきだったのです。
上司との関係の悪化も明らか。
職探しだけでなく、職業訓練も視野に
入れる。
当時自分は失業給付の条件を満たしていたので
セーフティーネットは確保していました。
職業訓練に行って、警備しかないという
思い込みの壁を壊すのが最適解だったかも
しれません。
上司に干された大変だ。もう転職しかない。
こんな閉塞状態では、積極的に事態を打開
するのは困難です。
結局、警備をしている知人のつてで転職する
ことになりました。他力本願でしたね。
待遇もよく、会社然としていましたが
リーマンショックでブラック化します。
人生には成り行きに任せる部分があるのは
避けられないにせよ、そればかりでは運命
の風に翻弄されてしまう。
先を読み、布石を打つことによって
ある程度、コントロールも可能です。
これは警備の仕事で培うことができます。
このまま行ったら自分の立場はどうなるか、
そんな思いを馳せてみる事が第一歩です。
今の環境に不満があるけれど、転職する
ほどでもない。転職は分の悪いガチャじゃ
ないのか。
確かにそういう側面もあるでしょう。
しかし、動かないことで増大する
リスクもある。
仕事が途切れてから、動きだすのと
あらかじめ動いているのでは、諸々の
余裕が違います。
また、戦略的に動くなら余裕は
あったほうがいいに決まっています。
そこでおすすめなのが、エアー転職。
転職ではなく、転職活動のみを行う。
これならノーリスク。
この活動を行いながら、現在の流れを
見てみる。転職は縁とタイミング。
これに恵まれれば、あっさり決まる。
今、自分に流れが来ているか。
この感覚を磨いていると、転職に
有利になる。
ただこれ、自らのコンディションに
左右されてしまう弱点があります。
疲れ、不安、心身の不調・・・
これらの要素を極力排除しないと
流れをつかむ感覚は遠のいていく。
自分にも経験がありますが、入社
直前になって裏切られたと後悔した
ことがあります。
原因は、辞めることがゴールに
なってしまっていた。それ故、
求人を精査せず、応募してしまった。
辞めたい辞めたいで、気持ちが
満たされていると、そうなり
がちです。
転職は心身の余裕を持って行う、
これが原則ですが、簡単では
ありませんね。
心身の余裕といいましたが、
金銭の余裕も見過ごせません。
今辞めたら、どれくらい生活
できるか。貯金でどれくらい
持ちこたえきれるか。
失業給付はあっても、国保や税金
などの支払いが押し寄せてきます。
この辺の計算もする必要がある。
退職するなら、しっかり準備をして
貯金も貯めて、戦略的に行う。
自分の身を守るために。
ブラック企業・パワハラ上司から、
緊急脱出よろしく退職するなら
この限りではありません。
ただ、警備業に携わっているなら、
流れを見て、先を読んで布石を打つ。
人生の危機管理として、欲しいスキル。
このままいけばどうなるか。次の
入札でどうなるか。人事異動で
自分の立ち位置はどうなるか。
または、上司が異動で自分への
影響はどうなるか。相性はどう
なのか。
それら諸々を勘案し、未来を
予測する。
かつての自分のように、何か
起きてから、慌ててじたばた
するのは、ちょっと寂しい。
入札に負けたと分かった瞬間、
辞めますと言うくらい、周到に
準備しておくのが理想です。
この能力は、経験によって
培うことができます。かくいう
自分もまだまだですが。
何か起きてから動くのではなく、
起きる前に動く。警備のプロとして
これ程カッコいい生き様はありません。![]()
環境を見て布石を打とう

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