今回で本カテゴリの記事を一段落
しますが、自治体非正規雇用として
労働組合は必要なのか?を語ります。
結論から言えば、ないよりあった
方がいい。
ただその中身や、どんな立ち位置で
いるのかは吟味を要します。
まず公務関係の労働組合は自治労の
下部組織になっていることが多い。
自治労(全日本自治団体労働組合)とは、
地方自治体職員や公共サービス関連労働者を
中心とする日本最大級の産業別労働組合です。
自治労のバックボーンにある政治勢力は
調べてもらうとして、賛同できるなら
入ってもいいでしょう。
政治勢力といえば、県や市町村議会で
上記と関りを持つ、いわゆる協力議員
がいます。
労働組合に政治力が必要なのかと
思われるかもしれませんが
労働組合が権利を勝ち取っても、
議会で予算が確保できなければ
人を雇うことができません。
数年前から会計年度任用職員へ
ボーナスが支給されるように
なりました。
公務員のボーナスは期末手当+
勤勉手当で構成されています。
会計年度任用職員のボーナスは、
予算が国から降りてきていますが
自治体によっては、財政難を理由に
人件費以外に予算を流用するところも
ないとはいえない。
それを防ぐために、協力議員が
活躍します。議会で釘を刺すのです。
当自治体では、お陰様で正規職員と
同じ比率で、ボーナスが支給される
ようになりました。
さらに別件で、医療福祉関係の
部署で、会計年度任用職員で人が
来なくなり
協力議員の助力で、正規職員と
して配置することに成功しています。
すなわち会計年度任用職員の処遇は
労働組合の交渉と、協力議員の
後押しで改善するのです。
話は労働組合に戻ります。
労働組合の多くは自治労の
下部組織であると言いましたが
会計年度任用職員の組合は、正規
職員組合の下部組織であることが
ほとんど。
すなわち正規職員組合との関係
次第で、処遇が決まってきます。
自治体によっては、会計年度任用
職員組合がなく、正規職員組合に
準ずるスタンスのところもあります。
会計年度任用職員への制度移行で、
自治体ごとに処遇の格差が出ましたが
組合の交渉力の差と言えるでしょう。
当自治体での会計年度任用職員組合の
結成ルーツは、雇止め問題からでした。
ある嘱託職員(当時)が雇止め
問題をきっかけに、正規職員組合に
相談したのが発端。
その人は後に、会計年度任用職員
組合に委員長になりました。
このように、職場の理不尽を解決
するために結成された会計年度任用
職員組合ですが
交渉のプロセスで、いろいろな
権利を勝ち取ってきています。
以前筆者の職場でも、勝ち取った
権利を行使できないといった
理不尽がありました。
変則勤務だから、夏季休暇はない。
取ったことにすると課長の弁。
夏季休暇は、会計年度任用職員も
取れるように、組合が勝ち取った
権利なのです。
これはとんでもない話で、
通常暦通りの勤務ならば、
土日を夏季休暇に充てている。
労働組合が人事に働きかけ、
変則勤務であっても、夏季休暇が
取れるようになりました。
このように理不尽に満ちた職場
ならば、労働組合の助力は必須
です。
筆者も当自治体で、会計年度
任用職員組合の一員として
無償のボランティアをしました。
動員要請など、自分の時間を
他人のために使うことが多かった。
誰もやりたがらないことでしょう。
上部組織である、正規職員組合から
動員要請もあり、信頼関係を維持する
ためにも、行かざるを得なかった。
そうやって、他人のために時間を
使い、理不尽を改善してきましたが
活動する中で、ある事が見えてきた。
それは、人の本性。
過去記事で、コロナ宿泊療養施設に
労働条件通知書を無視して行かされ
そうになったことを挙げました。
労働組合から人事に話が上がら
なければ行かされていたのです。
それを行かなくて済んだと分かると
もう一人の同僚の態度が一変。彼は
非組合員。
恩を着せられたと感じたのか、急に
不貞腐れ、態度が悪くなった。
黙って感謝の態度を示せば、角は
立たないのに。
察するに、普段は恩を着せる側で
他人を支配したいのでは。そんな
生き様が垣間見えます。
そうでなくても、非組合員は
組合員の勝ち取った権利にただ乗り
している現実があります。
政治信条など、相容れない部分が
あって、非組合員かもしれないが
それでも、組合の恩恵をしっかり
受けているのです。
筆者は人間として、恩を仇で返す
ことは、浅ましいことだと断罪
したくなりますが
それより酷いのは恩を恩と自覚せず、
自分の力で何かを成し遂げたと周囲に
吹聴する輩。
筆者は、他人のかいた汗にただ乗り
する事自体は、悪いとは思いません。
お互い様だから。
しかし、お世話になっている事への
リスペクトもなく、不遜な態度で
返す浅ましさは許しがたい。
このように、助けられた時の態度で、
人間の本性が見えてきます。
また組合員であっても、動員要請や
役員就任など、打診した時に断って
来る態度で見えてくるものがある。
どんな立派な理屈で取り繕っても、
本当は面倒な事を他人に押し付けたい
んだ。
言葉の裏にある、人としての本性や
生き様まで見られているのです。


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